2018年のワーホリランキング(渡航者が多い)の上位3ヶ国である
- オーストラリア
- カナダ
- ニュージーランド
僕は2015年にカナダ、2017年にニュージーランド、2018年(現在)からオーストラリアへワーホリに来ているので、これらを制覇したことになります。
ワーホリだから全部同じでしょ?と思うかもしれませんが、実際はそれぞれの国の文化や国民性、賃金など違うことだらけです。
今回は僕の経験をもとに、それぞれの国の特徴をまとめてみたのでご覧あれ!
目次
カナダワーホリの特徴

僕がなぜカナダへはじめに行ったのかというと、洋画をみていてアメリカ英語に憧れをもち、アメリカに近いカナダなら同じなんじゃないか。と思ったからです。
カナダワーホリビザの特徴
ビザ申請費用 | $250(約21500円) |
---|---|
年齢 | 18歳〜30歳(申請時) |
滞在可能期間 | 1年間 |
年間ビザ発給数 | 6500人まで |
ビザ取得までの日数 | 約2ヶ月(僕の場合) |
2018年度のビザは10月前半に定員に達したため、締め切られました。定員があるため早めの申請をしたいところ。
【2018年ワーホリ】
申請は終了しました。
2019年申請受付は11月に開始される予定です。
(カナダ移民局HPより)#カナダ #ワーホリ #ワーキングホリデー— Jpcanada_visa (@Jpcanada_visa) 2018年10月3日
労働面
カナダは州によって最低賃金が違います。有名なところだと
- BC州(バンクーバー、ウィスラーなど)-$12.65
- Ontario州(トロント、オタワなど)-$14.00
- Alberta州(カルガリー、バンフなど)-$15.00
※2018年11月現在
日本円にすると1000円〜1300円くらいですね。
そう。チップが給料とは別でもらえるんですよね。
そして場所によっては額もかなりいいです。
僕が観光地のローカルレストランで働いていた時を例に出すと
- 週2×6時間=12時間
- 12時間×$11=$132
- 別にチップで$50
- 合計$182
こことは別にジャパレスで働いていましたが、チップはこんなにもらえなかったです。
高級なレストランになればなるほどチップは高くなる(傾向にある)ので、自分のスキルに自信のある方は狙っていくといいでしょう。
レストラン以外だとホテルのハウスキーパーなど、接客業がカナダワーホリのメインです。

観光面

カナダには
- ナイアガラの滝
- カナディアンロッキー
- 北米最大のスキー場があるウィスラー
- オーロラが有名なイエローナイフ
など見応えのある観光地があるのはもちろん、隣がアメリカということでワーホリ中やワーホリ後に旅行していく人が多いです。
また、日本からは行きづらい南米にも比較的近いため、海外旅行好きな人にはもってこいの国だと言えるでしょう。
語学面
気になる語学面。
ビザ発給数6500人に対して定員が埋まることが当たり前になってきているため、主要都市に行くと日本人はうじゃうじゃいます。
日本人が多くいる語学学校へ行きたくない方は、田舎の学校を選ぶか上の方のクラスに入れるように、渡航前に勉強してくるといいと思います。

カナダワーホリに向いている人
- 接客業(ホテル、レストランなど)がしたい
- スキー・スノーボードが好き
- 暑いより寒い方がいい
- アメリカ、南米を旅行したい
お金を貯めたいな。という方はチップが多くもらえるところで働く必要があります。
チップを多くもらえる日本食レストランも聞いたことありますが、コミュニケーションが取れるくらいの英語力があったほうが、幅が広がるでしょう。
相手の言っていることが分かり、中学で習った文で返せることができるレベルがあれば、いいところで働けるチャンスはあると思います。
ニュージーランドワーホリの特徴

2ヶ国目はニュージーランドへ。
ここではほぼ1年間ファームで働いていました。

セブ島とカナダワーホリのおかげで英語のベースは出来ていたので、あとは英語環境に身を置くだけだった僕。
ニュージーランドにいた1年間でかなり英語が伸びました。
ニュージーランドワーホリビザの特徴
ビザ申請費用 | 無料 |
---|---|
年齢 | 18歳-30歳(申請時) |
滞在可能期間 | 1年(3ヶ月の延長可) |
年間ビザ発給数 | 制限なし |
ビザ取得までの日数 | 2週間(僕の場合) |
ニュージーランド国外から申請すれば申請費用は無料ですが、別途に健康診断(基本はレントゲンのみ)の費用が1万円ちょっとかかります。
申請方法はこちら
また3ヶ月間ファームで働いた証明(給料明細など)があれば、ビザの期間を3ヶ月間延長をすることができます。

労働面
僕らの場合ずっとファームにいたので、ファームの情報しかありませんがかなりゆったりしているのが特徴です。
時給の仕事では友達やボスと話しながらゆっくりやったり、形の悪いフルーツをぶつけ合ったり…
最低時給は国で決められていて$16.5(約1200円)2019年4月から$17.7(約1300円)
カナダとそこまで変わらないですね、チップ制度はありませんが。
ニュージーランドワーホリのメインになる仕事はカナダと同じく
- 接客業
- キッチン
これらにファームが加わります。
ファームでも種類がたくさんあって、僕らが経験したのが
- キウイフルーツ
- アップル
- ナシ
- プラム(すもも)
- 松ぼっくり


観光面

有名どころだと
- テカポ湖の星空
- ミルフォート・サウンド
- ロードオブザリングのロケ地
くらいでしょうか。
国自体がカナダやオーストラリアに比べて人気ではないので、有名なところが少ないですが、ニュージーランドの自然はほんとに雄大。
山道をドライブしているだけでも、ほんとに素晴らしい景色をみることができます。
先ほど載せた写真は「ププスプリングス」というところの写真ですが、ニュージーランドに来たことない人はほとんど知らないでしょう。

このように日本人に知られていない絶景がかなりあるんですよね。
語学面
個人的にですが、英語環境に身を置きやすい国No.1だと思います。(3ヶ国中)
まずは語学学校。
彼女が首都のウエリントンにある語学学校へ2ヶ月間通ってましたが、日本人は少なかったらしいです。
あとはファーム生活する日本人も少ないです。
例えば僕らは8ヶ月間何ヶ所かのファームで働いていましたが、その間に会った日本人は5人。その中で一緒に働いたのはたったの2人です。
とりあえずそんなに有名じゃない都市でファームを探せば、日本人がいない(少ない)環境に簡単に身を置くことができます。
その方法がこちら


ニュージーランドワーホリに向いている人
- 英語環境で働きたい
- ファームで働いてみたい
- 日本人があまりいない語学学校へ行きたい
- 自然が好き
- 車の免許を持っている
英語環境の手に入れやすさは間違いなくNo.1!!
さらに国民性なのか、いつでもどこでもゆったりしていることが多く、どんな人でも馴染みやすいのではないでしょうか。
休日は家族でキャンプするのがニュージーランド人の日課です。
また、ニュージーランドへ行く際はアプリ「Camper Mate」をダウンロードするのを忘れずに。無料でたくさんの情報を得ることができます。

オーストラリアワーホリの特徴

さて最後に断トツ人気No.1のオーストラリア。
ですが3ヶ月ほど過ごしてみて思うのは、英語初心者にはなかなか厳しい環境だな。ということ。
追記:現在8ヶ月経過しましたが、やはり意見は変わらず。英語がある程度できないと、他の2ヶ国に比べて厳しい感じはあります。
オーストラリアワーホリビザの特徴
ビザ申請費用 | $440(約35000円) |
---|---|
年齢 | 18歳〜30歳(申請時) |
滞在可能期間 | 1年(1年の延長可) |
年間ビザ発給数 | 無制限 |
ビザ取得までの日数 | 5分(僕の場合) |
驚くべきはビザ取得にかかった時間。申請ボタンを押してすぐに承諾メールが届いたため、実際には5分かかっていないと思います。
人によりますが、だいたい1週間以内に届くそう。
また、オーストラリアでは2年目のビザを取ることが可能です。条件は
ファームなどで88日間働くこと
これはオーストラリアでファーム労働者が足らないため、ワーホリを使い人員不足を解消しようという国の政策です。
また2018年11月5日にオーストラリア政府が新たに3年目のビザ取得について、新たに発表しました。
3年目のビザ取得の条件は2年目のビザ取得の際と一緒。
ファームなどで働くこと。
ただし働かなくてはいけない期間が伸び、6ヶ月間というかなりの長期間。
少なくとも8ヶ月間は必要なため、3年目のビザを取得しようとすれば、2年目はほぼファームで過ごすことになるでしょうね。
同一の場所で6ヶ月間働けば、6ヶ月で終われます。それでも半年…ファーム嫌いには厳しい条件です。
これは2019年7月から適用されるそうなので、続報を待ちましょう。

労働面
オーストラリアの雇用形態は3種類
- カジュアル→バイト、時給高い
- パートタイム→週38時間以下のみ働く、時間数保証ナシ
- フルタイム→週38時間以上保証
そしてオーストラリアの最低賃金は$18.93(約1500円)
ワーホリではカジュアルで働くことが多く、その場合の最低時給は25%増しの$23.66(約1900円)となります。
追記:ファームの雇用形態がカジュアルなだけで、レストランなどはフルタイムのところも多いことが判明。
オーストラリアは世界で1番最低時給が高い国で、出稼ぎに来る人も多いです。
とりあえずお金が貯まるので、こういう生活も現実的です。
あとは先ほど2年目のビザを取るために、ファームなどで働かなくてはならないと言いましたが、オーストラリアは悪徳ファームが多いと言われています。
その裏には韓国人や中国人のコントラクター(仲介人)がおり、時には日本人でウソの情報を流している人もいるそうです。
日本語で仕事を探す際には気をつけるようにしましょう。

観光面
個人的に旅行には向かない国だなあと思います。色々調べていたらそんなことはありませんでした。
何しろ国がデカすぎる…
面積が日本の20倍ありますからね。
カナダとは違い、簡単に車の売買ができるオーストラリアでは、ワーホリの人が車を持つことが珍しくありません。
そのため、車で旅行しようとするとガソリン代だけでエゲツない額がかかってしまうんですよね。
色々見るべきところはあると思いますが、僕らは
- ウルル(エアーズロック)
- グレートバリアリーフでダイビング
- 主要都市観光
くらいしか行こうと考えていません。(基本飛行機で)
追記:結局西海岸を車で旅行することにしました。僕が知らなかっただけで、オーストラリアには1年じゃ足りないほど見るべきところがたくさんあります。
おいおい、西オーストラリアポテンシャル高すぎんか…
オーストラリアは広すぎて、旅行は有名なところだけな予定だったんだけど、今の仕事終わったら西海岸3000kmロードトリップ確定だわ…🚚
今の仕事が5月中旬まで続いてくれたらベスト!!
そろそろいい流れ来てくれ!! pic.twitter.com/jHLWXIyhI6
— Hyuga@3ヶ国ワーホリ (@chunichiblog) 2019年4月19日
語学面
オーストラリアで英語を伸ばそうとするのであれば、全く喋れない状態からでは難しいでしょう。
まず語学学校。シドニーやメルボルンなどの有名な語学学校へ行くと、もう日本人だらけ。
もし外国人に囲まれた学校生活がしたいのであれば、有名ではない都市で語学学校を探すか、渡航前に日本人が少ないレベルまで話せるようになっておく必要があるでしょう。
また英語で仕事を探せるようになっておかないと、日本人だらけの環境で働くことになります。

英語環境が欲しいのであれば、事前の準備がかなり大事。

オーストラリアワーホリに向いている人
- 英語がある程度話せる
- 英語で情報を探せる
- ツテがある
個人的には1番人気のオーストラリアが1番ハードル高いんじゃないかなあ。と思います。
やれ悪徳ファーム、やれ給料未払いなど英語を話すことができない日本人を足元に見てる人が多すぎます。
みんな行ってるし僕(私)もオーストラリアにしようかな。と思っている人は考え直すか、今の自分の英語力を見直してそれに見合った努力をするべきでしょう。
まとめ
あくまで僕の経験談なので参考程度に。
まあそれでも大手のエージェント会社のように、行ったこともない人が書いているものよりは信用してもらっていいと思います。笑
ワーホリ前に必要な情報はこちらにまとめてあるので一通り読んでいただくと、少しは不安解消できるかなと思います。
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